成約事例紹介 NO.2

くまもと経済11月号に夢鶏様の引継ぎ事例が紹介されました。
後継者不在の居酒屋を第三者承継として店舗を譲受け、夢だった居酒屋をオープンした佐伯勇磨さんの事例です。

以下、くまもと経済より転載。

第三者承継で事業を引継ぎ独立開業

熊本県事業承継・引継ぎ支援センターを活用し、後継者が不在だった居酒屋を第三者承継として店舗を譲受け、夢だった居酒屋をオープンした佐伯勇磨さん(29歳)。同センター利用のきっかけなどについて話を聞いた。(くまもと経済 企画開発部)

―店舗を承継し居酒屋をオープンしました。

佐伯 今年の3月に元オーナーから水前寺にある店舗を引継ぎ5月に焼き鳥居酒屋「夢鶏」を開業しました。昔から料理をすることが好きで自分の料理を家族や友人が嬉しそうに食べる姿を見ていつかはお店を出したいという夢をもっていたので大変うれしく思います。もともとサラリーマンで安定した職業からの独立だったので両親の心配もありました。しかし、料理を評価してくれる友人らの声を糧に自分を信じて独立しました。焼き鳥をメインとした居酒屋にしたのは、引継ぎが決まった後に働いていた居酒屋で焼き場を担当していたのがきっかけです。

―同センターを活用したきっかけは。

佐伯 兄からの紹介がきっかけです。2019年に1回目の面談後、若手の起業希望者と第三者承継を希望している企業をマッチングする後継者人材バンクに登録しました。そのほかにも同センター紹介を受け、創業塾に参加し、ビジネスプランなどを学びました。店舗の譲受についても何件か紹介してもらい、そのなかで広さや内装、水前寺の立地が理想と一致したのが現店舗でした。店舗を引き継いだことにより初期費用も100万円ほど抑えることができ、何もないところからのスタートだったので大変助かりました。また、中小企業診断士を派遣してくださり開業までの間、契約の手続きなどを手伝ってもらいました。相談もいつでも聞いてくださり常に寄り添った姿勢でサポートしてもらいすごく心強かったです。

―コロナ禍で大変だったことは。

佐伯 オープン後すぐにまん延防止等重点措置法が適用され時短営業となり、酒類も提供できず、なかなか思うように動けない時期もありました。お昼にはお弁当のテイクアウトもしていましたがそれだけでは予定の売上げをカバーできず、初月は目標額を大幅に下回りました。先の見えない状況で悩むことも多かったですが、「コロナ禍の影響で人が中心部から外に流れている今だからこそチャンスだ」と前向きに捉えていました。解除後の7月は通常営業も再開し、当店を気に入ってくださったお客様の口コミでたくさんの方が来店してくださり売上も初月の4倍となりました。今では週3で通ってくださる常連様もできました。これからも水前寺方面はもちろん、たくさんの方々に愛される店舗を目指します。

佐伯さん(左)とスタッフ

夢鶏

熊本県熊本市中央区水前寺4丁目19-35

TEL 096-273-9575 営業時間 17時30分~23時/店休日 水曜日