くまもと経済12月号にリフォーム工房 Coatolie(旧 リフォーム工房 アズ)さんの引継ぎ事例が紹介されました

事業引継ぎ支援センターを活用し次世代に事業承継へ

熊本県事業引継ぎ支援センターを活用し事業を譲り受けた大山愛美Coatolie代表と譲渡した吉田隆浩「リフォーム工房 アズ」代表に事業引継ぎの経緯について話を聞いた。(企画開発部)

歴史ある店舗、思いを引継ぎたい

―譲受に至った理由は。
大山 Coatolieは洋服補正店として2018年に創業し、今年で創業2年目を迎えました。仕事の依頼も増え、新しく作業のできるアトリエを探していた所、商工会議所から事業引継ぎ支援センターを紹介してもらい、イオンモール宇城内の「リフォーム工房 アズ」を経営している吉田隆浩代表とマッチングしていただきました。そして、11月1日に「リフォーム工房 Coatolie」としてオープンしました。

―事業承継の知識は。
大山 私自身事業承継についての知識が全くなかったため、マッチング後は事業引継ぎ支援センターの方に吉田代表との間を取り持ってもらいました。ご協力のおかげで面談や契約などスムーズに進めることができました。「リフォーム工房AZ」の初代創業者である宮地元代表の思いもお伺いし、大切に築き上げた店舗だからこそ今までの思いを全て承継したいと思いました。沢山の方々が関わり作り上げている店舗を承継できてとてもうれしく思います。

―今後の展望は。
大山 事業拡大に伴い人材確保、技術者育成の制度を整えると同時に、学生のインターンシップの受け入れや新卒採用を計画しています。従業員がお客様の身体を正確に計測できる3Dボディスキャナーの導入と、簡略した衣服の仕立て直しのマニュアル化が必要と考えています。これからイオン様、そして、宇城地区の皆さんに貢献できるように更なる展望を掲げていきたいです。

事業継承を考え商工会に相談

―譲渡を考えたきっかけは。
吉田 「リフォーム工房 アズ」は2015年に前のオーナーから引継ぎ順調に業務をこなしてきていましたが、16年の熊本地震の際に2人の技術者の退職が余儀なくされ、大幅に生産性が落ち込み、お客様にご迷惑をおかけすることが多くなりました。何とか事業継承も含めて解決することができないか地元の商工会に相談し、事業引継ぎ支援センターを紹介してもらいました。気軽に相談ができて面談の段取りや条件交渉、契約書作成などのご指導していただき事業承継を円滑に進めていただきました。

―大山代表に決めた理由は。
吉田 実際にお会いして大変活気、やる気を感じました。特に、引継ぎ後を機に、更なる事業展開や縫製業全体のこと、また若手の縫製技術者の育成など様々な大山代表のビジョンを聞いて譲渡するのはこの方しかいないと確信しました。
近年のアパレル産業の衰退に伴い、縮小する洋服補正業界において、大山社長独自の創造性豊かな経営手腕を発揮されて、業界、地域の発展のために頑張っていただきたいです。

※㈱地域情報センター発行「くまもと経済」2020年12月号より転載